お久しぶりです。園長の高橋です。

盛岡も梅雨に入り、毎日不安定な天気です。

それでも、雲の切れ間、梅雨の切れ間の晴れた日は、戸外で子ども達が元気いっぱいに遊んでいます。

 

さて、今日のつぶやきは「成長のヒントをみつけてみよう」です。

実は、おひさま保育園の園庭に、かっこいい遊具が登場しました。
のぼって、やっほーして、しゅーっと滑る楽しいもの。

子ども達は目を輝かせて遊んでいます。

その中で、まだ、登るのが難しかったり、もう少し馴染んでから興味を持とうとするお子さんがちらほらみられます。
それは、子ども一人ひとりの「育とうとする姿」「自分で成長の扉を開けようとしている姿」なのかもしれません。

子どもが1日1日を過ごす中で、どこか、かならず成長する要素を私たち大人にちらつかせています。

例えば、
昨日はできなかったことが、今日は気になっていて、しかもやろうとして、しかもできている!  や、
最近やたら話す言葉が聞き取れるようになった、手先が器用になってきた など

ちょっとしたことでも、それはとっても大事な成長なのだと、感じています。

 

すると、どうでしょう。
今まで、手を貸していた、ほとんど言いたいことを通訳してあげていたことが、一つ、またひとつと減っていくことに私たち大人が気づいてきます。

そこに「成長のヒント」があると私自身感じています

 

よく見られるのが、
パンツを寝かせてはかせて、交換していたのに、今日は自分で立ったまま腰の部分をつかんでズボンを下ろそうとしている。
ご飯を食べさせようとしたら、手で大人の手をはねのけた。
片付けをさっさとしたら、自分でしまいたかったようでダダをこねた。

「こんなこと、しようとしているの?こんなこと、できそうなの?」

この瞬間に気づいたら、それがヒントです。
もう、こんなことしなくてもできるんだ、すごいなぁ。
できていたのに、ちょっと赤ちゃん扱いしてばっかりいたかなぁと感じること、ありませんでしょうか。

子どものお世話も一つ一つがどんどん大人主導から子ども主導へと切り替わり、手を貸さなくても自分でやろうとする姿が増えてきます。
どうぞ、まずさせてみましょう。

 

どうぞ、「やってみたいこと」「挑戦してみたこと」を漏らさず見守ってあげてください。
どうしても難しかったときだけ、手を差し伸べてあげてください。
やろうとしている姿は、ぜったい受け止めましょう。
どうしても、手伝わなきゃならないときは、きちんと子どもに伝えましょう。

 

大人主導の世話(大人がなんでも手を焼いてあげる)

から

子ども主導の世話(まずは子どもがやる、難しいところを手伝う)

へと、切り替わっていくと、大人がやってあげることがあります。
・危ないことをきちんと伝えられること
・感情任せ、気分任せで怒らないこと
・やろうとしている姿を、片手間で見ないこと
・やろうとしている姿を見守って応援すること
・できたことをきちんと受け止めて、「ここまでよくできた」と認めること
・褒めるときは、あふれんばかりの愛情で褒めること
・がっつり叱った次は、たくさんスキンシップをとってたくさん褒めること
(怒りと褒めのバランスは常に均衡を保つこと)

これが大切です。
この時期はおそらく2歳のお子さんに見られるかもしれません。
簡単な箇条書きをしましたが、とっても難しいことです。
頭ではわかっていても、なかなかできないことなんですよね。

でも、この一つ一つは子ども達がのびのびと情緒を安定して成長していく要素ですから、
大事にしていきたいですね。

では、長くなりましたので、ここら辺で。