こんにちは、園長の高橋です。

4月に新しいお友だちを迎え、そして5月にも少し新しいお友だちが増えました。

まだ、命を受けてから数か月から、自分の足で歩み始める子まで様々な月齢のお子さんたち。

 

一層増えて、一層園内が賑やかになっています。

さて、入園したばかりのお子さんは慣らし保育を経て、通常の保育へと切り替わります。

「慣らし保育」とは、大抵の園で実施され、お子さんが無理のないように集団生活へ溶け込んでいく練習をする期間です。

同時に、保育園へ送り出すおうちの方にとっても、保育園サイクルに合わせた生活へ慣れる期間とも言えると思います。

 

慣らし保育が明け、いよいよ通常保育へと移行するときによく見られるのは、

「夜泣きをする・・・」「風邪を引きやすい」

など、いつもと違う様子が現れてきます。

 

これは、お子さんが新しい環境に慣れるための通過点。

簡単ではありますが、こういうふうに接してあげて見てください。

 

① 「いつもと違うこと」に慣れようとするエネルギー
新しい園生活に完全に慣れるためにはまず1か月以上様子を見ましょう。子どもは生まれながらに環境に応じれる力を持っています。
そのためには相当のエネルギーを必要としているのです。

② 「充電」をたくさんしてあげましょう
大好きなおうちの方と離れるのは「心細さ」でいっぱいです。慣れたお子さんでも、時々おうちの方を思い出して寂しくなることも・・・。
そこで、大切なのが充電です。
☆スキンシップで「心の充電」
帰ってきたら「おかえりなさい!」「きょうも楽しかったね!」など、寂しくても頑張った姿を認めてあげましょう。
忙しいときは1分でもいいです、一緒に手を繋いで寝る、一緒に顔を合わせて歌を歌うなどちょっとした関わりでも、きちんと充電されていきます。
☆モリモリで「お腹の充電」
とにかく、お腹が空いては何もできません。体調を崩さないように、十分食事を摂らせましょう。
よく、泣いたらおやつなど、おやつを小出しにしていることもありますが、決まった時間に食べていくことが重要です。
また、朝忙しいからと菓子パンやお菓子で済ませるのはもっとご法度。積み重ねが未来のお子さんを作っていくのです。
忙しいときは簡単にできるものでいいので、きちんと朝食を摂れるように配慮しましょう。
※「食べながら園に来る」は危険ですし、ながら食べは偏食の原因にもつながりますよ・・・。
☆ぐっすりで「からだの充電」
めいいっぱい体力を使って来ます。十分に休める環境を作ってあげましょう。保育園で過ごすようになると、生活リズムの変化は避けられません。
朝、元気に登園できるように、1日を充実して過ごせるように、休息も大切です。寝る30分前には、スマホやテレビから避け、「寝る雰囲気」をつくってあげましょう。
「言葉」で指示を理解するまでには3歳までかかります。視覚で気づける環境を取り入れましょう。

③「休み」の日は、めいいっぱいの「愛情」を!
2歳、3歳ころになると「お休みをする」ということがわかってきます。休む前日や、週末には子どもたちもどこかしらウキウキで察することができるようです。
お休みの日はお母さん、お父さんにとってもゆっくりしたい日だと思いますが、お子さんも忘れずに・・・
公園に行ったり、どこか出かける、のも素敵なことですが、家で過ごすのも良いことです。むしろ、一緒に家中転がりまわったって構いません。
大切なのは「大好きなお母さん、お父さんと一緒にいる」ことです。

 

お休みの使い方、家での過ごし方一つでお子さんの心境は変わっていきます。ご参考にどうぞ。