こんにちは、園長の高橋です。
賑やかなお祭りが一旦過ぎ、穏やかな盛岡です。
気候も、秋の雰囲気を漂わせている今日このごろ。
この不安定な気候では、体調も不安定ですね。
子どもたちも、ここ数週間、風邪気味のお子さんが増えています。
つくし組のお子さんを始めとして、RSウイルス感染症や、溶連菌感染症が出てきました。
現在はぽろぽろと復帰してくるお子さんもいましたが、まだまだ市内でも流行っていますので注意が必要です。
今日は流行している2つの感染症の特徴ご紹介します。受診の参考にされてください。
「RSウイルス感染症」
・鼻水、咳などの風邪症状から始まります。
・ゼーゼーとした息遣い、喘息のような咳になることもあります。
・特に乳児は重篤化になりやすく、気管支炎や肺炎、中耳炎といった合併症になることもあります。
・大人や、年長児は熱が出ないことがあります。
・感染症ですから、飛沫感染、接触感染で感染する感染症です。
【登園するには】
重篤な呼吸器症状が消え、全身状態がよいと医師が判断したら。
「溶連菌感染症」
・39℃前後の熱が出て、のどの痛みや赤みを伴います。
・のどちんこを中心に、小さな出血斑が見られます(赤いプツプツ)
・舌にもぶつぶつができます(イチゴ舌)
・顔や股などに、かゆみを伴った発しんが出ます。
・手や足の先から皮がむけていきます。
・重篤化すると、リウマチ熱や急性糸球体腎炎になることもあります。
・感染症ですから、飛沫感染や、経口感染で感染する感染症です。
【登園するには】
病院で処方された抗菌薬内服後1~2日経って、かつ全身状態がよいと医師が判断したら。
月齢やその子それぞれに個人差がありますが「ちょっとおかしい」と思ったらすぐに受診をしましょう。
大人もかかりますから、手洗いうがいの予防が大切です。
また、感染している間は人混みが多いところ(特に大型ショッピングセンター)へは控えましょう。
0~2歳児は、軽い風邪が重症化することがよくあります。かけがえのない生命を預かるのは私達大人です。
それでも、集団で過ごしていくことで表れる経験の1つでもありますから、ご協力をお願い致します。